山村 by chikin @ 2010-09-03
昨日も東京はとても天気の良い一日でした。
お昼に『ジャパニーズ・スリーピング/世界でいちばん眠い場所』のアフタートークもしてくださる早稲田大学文学学術院教授の岡室美奈子さんと表参道でランチをする。
岡室さんとは鴎座ベケット・カフェvol.3『プレイ』という公演で初めてお会いして以来二度目になるが、とても面白い方で、ついついお店に長居してしまった。
いろんな話をした。
初めて見た遊園地再生事業団の公演のこと(岡室さんは『箱庭とピクニック計画』だったそうだ)、宮沢さんとの出会い、京都のこと、オーストラリアのこと、クレーン車や重機の話、首の長い男のこと。
そして以前読ませていただいた岡室さん翻訳のベケットの戯曲の話。私の感想を熱心に聞いてくださり、とても嬉しかった。
良い気分で表参道から渋谷まで歩く。青山通りを歩く。歩く。
というのも、岡室さんとの待ち合わせで表参道駅まで行くのに勝手がわからず、巣鴨からの行き方をiPhoneでルート検索をしたら
「巣鴨から山手線で原宿へ。
原宿から千代田線で表参道へ。」
と出たので、何の疑いもなくその通り行った。
そしたら「原宿からは歩く。なんのための表参道か」とTwitterで宮沢さんにツッコまれ、ハッとした。
たしかに「原宿⇒表参道」はめちゃくちゃ近かった。というか、この間表参道を通った時に「これが原宿だ」と教えてもらったのだ。
私は歩くのが好きなので、普段2、30分の距離なら平気で歩くのに…表参道のスパイラルホールに待ち合わせで表参道を歩かなかったことが悔やまれてならない…というわけで、帰りは少しでも歩こうと青山通りを歩いてみたのだ。渋谷も近かった。
「なんだ。渋谷も原宿もご近所なのね」って感じだった。イマイチまだ23区内の距離感というものが掴めていない。
「今どこ住んでるの?」と聞かれて
「巣鴨です」と答えたら、だいたい
「あ、端なんだ。ちょっと遠いね」と言われるから巣鴨は遠いらしい。
しかし東京の人は「何から」の距離で近い遠いなのか。
京都なら四条河原町が基準になると思うが、東京は街がたくさんあるし、わからないな。
山村麻由美
山村 by chikin @ 2010-09-01
遊園地再生事業団#17「ジャパニーズ・スリーピング/世界でいちばん眠い場所」の公演のために東京へ来て、二週間が経ちました。
滞在している巣鴨はリーディング公演の時も、以前地点「三人姉妹」の吉祥寺公演の時も滞在させてもらったので慣れてきました。
京都では自転車移動ばかりなので、電車にはなかなか慣れなかったのですが、最寄り駅の山手線はもう慣れました。なんだかもう大丈夫です。どれだけ満員でも池袋と新宿では一気に人が降りるようです。
稽古が毎回いろんな場所で行われるので、
東京のいろんな街並みを歩けて良い。結局カメラ買えなかったから、相変わらず気になる景色は携帯で撮ってますが、なんかあんまり上手く撮れなくてすぐ消しちゃう。やっぱカメラやな。
そして毎回楽しく稽古しています。
昨日はやついさんに笑ったなぁ。牛尾さんも面白い。みんなが笑いながら、でも確実に作品が出来上がっていく。楽しいな。
「そうだ、こうしよう」と興奮しながら試していける。
きっとまだまだ思いもよらない方向に進んで行くのだろうな。
まだまだ時間はある。
思いきり楽しんで試していきたい。
山村麻由美
山村 by chikin @ 2010-08-11
毎日毎日暑いですね。
京都は昨日久しぶりに雨が降りました。
どうやら台風が近づいているようで。ほんの一週間前に比べて、若干過ごしやすくなったような気がします。
やっぱ8月なんだな。宮沢(章夫)さんも言っていた。8月になると夏が終わるんだって。
なんて儚いんだ、夏。
一年中夏を待ち焦がれているのに、夏の間はこんなにも短く儚い。
東京はまだ暑い日が続くだろうか。
まだまだ夏を感じたい!ガリガリ君を食べたい!北千住にあるHANOY&HANOYのかき氷だって、まだ食べてないんだから‼
で、京都を出る前にパフォーマンスをします。展示の方は今週頭から、もうすでにやっているのですが、四条木屋町から少し北に歩いた所にあります「アートスペース 其の延長」(開場時間pm8:00〜am3:00)という場所で、3人とも展示しております。
◎展示物
「innertomascle」/cossi
「ポートフォリオ」/トミー
私は展示と言えるかわかりませんが、パフォーマンスで使用する衣装や小物を展示しています。
「これ使ってやりますよ」みたいな感じ。
パフォーマンスは今週末に
13日(金)、14日(土)、15日(日)am0:00から行います。
◎パフォーマンススケジュールは
am0:00〜
「only woman’s capacity [watashi]」/山村麻由美
am0:20〜
「TMY TV」/トミー
です。オマケでもう一つパフォーマンスがある日もあるかも。
『午前0時スタート』で、ギャラリーの開場時間同様、主に夜営業なので、お間違えなく‼
BAR併設のギャラリーということで、今回この様なスタート時間にしてみました。
BARのある空間ならではです。
緊張するなぁ〜。
山村麻由美
山村 by chikin @ 2010-07-21
7月7日@京都芸術センターで岩下徹さんの『放下23』を観た。
感想を書こうといくつか文章を書いたがやめた。
「感想文」はあまり意味がないような気がした。
私が「詩」を書ければ良かったかもしれない。とにかくあの日何十人もの人たちと岩下さんと60分間という時間を共有した。
そういうことだ。
岩下さんは「お変わりない」。その日の舞台上の岩下さんも、何日か前に偶然にも道端ですれ違って挨拶した時も。
同じ「岩下徹」さんだった。
いつでも岩下さんの目はまっすぐ澄んでいて、踊っていたって歩いていたって岩下さんなのだ。
それはある種とても特殊な事で、だからあの日私の目は特に岩下さんに釘付けではなかった。
そしてとても楽しかった。
思い出した時、また岩下さんが踊っているのであればまた観に行きたいなと思った。

山村麻由美
山村 by chikin @ 2010-07-14
6月28日、大阪の北堀江(@club vijon)でバストリオの『ガール・プロブレム あなたの葬式でわたしが言うべきこと』
バストリオ「ガール・プロブレム」凄くおもしろかった!
今野くんが出てきた途端、
エネルギーが爆発してうねるような感じになって興奮した!
舞台作品だけど、何故だかarni and kinskiの作品の空気を思い出した。
気持ちの良い作品だった。他の場所でも見てみたいなぁ☆
という感想を観劇直後twitterで呟いています。
まったくもって気持ちよい作品でした。
それは少し不思議な感覚で、舞台上に居た5人の彼、彼女達を私は友人として知っています。
その彼、彼女たちは自身の身体を持ったままアクティングエリア(舞台上)に立つ。
彼らのことを私は知っている。
作品は客席と地続きになった場所で行われました。彼女達の一人(小澤薫)が
「ここに線を引きます。ここからこっち側には入らないようにしてください」
というような内容の言葉を発しながら、観客と自分たちのスペースを区切ってゆく。
彼らが、すぐ触れられそうな位置に居ながらも決して触れる事の出来ないものに成っていくのは、もう少し先の話で、
「越えないでください」と言われた白い線は、足をほんの数センチ前に出せばすぐ越えられるような「ただの線」であった。
ブラジル人歌手Sabrina Hellmeisterの挨拶が聞こえてくる。
「何が起こってもおかしくない」時間が始まった。
すべてのことが彼らには想定範囲内だったのではないかと思う程、空間は彼らのものだった。
私と同じ身体を持った彼らはたくさんの言葉を発し、動き回る。
起こっていることを一つ一つじっくり消化して行く時間はない、アクティングエリアの壁に『E=mc2』 と書かれた瞬間から 。
点在する言葉、事象。その中で行われる、ある女への葬式。司会の男(児玉悟之)と3人の女たち(小澤薫、滝沢佑果、橋本和加子)
去り逝く人に送られるたくさんの言葉。それもまた空間に広がって行く。
参列者である彼女達三人の声は皆それぞれ魅力的だった。
葬式は執り行われてゆく。
逝く人がいて、送る人がいる。
ただそれだけのこと。「特別な死」など存在しない。
たとえ私が「死者」を知っていても、いなくても。
「ゴースト」がやってきて、点在していた言葉や流動していたエネルギーが一気に点に集中する。
その瞬間、空間の密度が一気に濃くなる。
何か起こった のか。
わからないが、どんどん引き込まれて行く。
いや。離されていっていたのかもしれない。
触れる事の出来る位置に居た彼、彼女達はもう決して触れてはいけないものになっていた。
呟きにもあるように、私は大好きな音楽と映像を思い出した。
舞台作品なのに、なぜ映像作品を観ているような感覚を思い出したのかわからないが、
そこに居る5人の彼らに触れることのできる生身の感覚を感じなかったからなのかもしれない。
Hoppípolla
山村麻由美