おざわ by chikin @ 2006-12-31
はい12月31日の大晦日です。明日からは2007年です。
今年は初めて年明けを京都で迎えることとなった。実家に帰らないということで特別感がなく、下手したらただぼんやり家の中に居たら年が変わることも意識にのぼらずに終わってしまいそうな。
けれどやはり気持ちは浮き浮きしているのでしょう、自転車で町を走っていると、日がななめに黄金色にさして、いつもよりも新鮮な、なにか世界が皆なにかを待っている様な、不思議な高揚感。
出町柳の商店街にゆき、年越し蕎麦ならぬ年越しうどんのための海老天を買う。そして閉店間近のスーパーをめぐり、半額シールのはられた野菜やお惣菜を買い。
小さなおせちセットは、大学ちかくの高級スーパーマイケルで購入。
それに加えて、おせちを何品か手作りしてみようと思い立ち、「くわい」と「ゆりね」も購入。
生まれて初めて手にした二つの食材。
まず、ゆりねは金時にすることに。ゆりねを一枚一枚はがし、水洗いし、茶色の部分はそぎおとす。この作業がほんとどうかと思うくらい面倒くさい。それから形の良い物を少し選り分け、それ以外のはゆでて裏ごし、二つ合わせてあまくする。
こうして出来あがったものが、結構美味しい。
ゆりねは手間がかかるが、とても柔らかい甘さの、素敵なものやなあということを学ぶ。
そしてもう一つの食材「くわい」。
「ゆりね」はまあ百合の根なんだろうなあと想像つくものの、「くわい」は見た目から全体像がさっぱり思い浮かばない。
しかも皮は不思議な青色、芽からは変な白い液。
これはきっと甘く見たらとんでもないことになるんじゃないか、という不安を抱きながらも、まあ煮たら何とでもなるだろうと、一緒に椎茸も煮たのが間違いだった。
「くわい」特有だと思われるえぐみが、椎茸にもうつってしまったのだった。
ポジティブに考えたら、ちょっぴり大人の味の煮物のできあがり。
しかしお節っちゅうもんは大変なものだ。
あれだけたくさんの種類を手間掛け作っておけば、そりゃ正月は休めるだろう。
あと一時間と三十分で2007年。
子供の頃はその瞬間を本当に興奮した気持ちで迎えたものだった。
いつも十時には眠る早寝の私にとって、大晦日は日をまたぐという特別な日でもあった。
今はとくに何も感じずに通り過ぎる、今日から明日の瞬間。
なんも変化なんてないのは分っていても、興奮せずにはいられない心はあり、そいつが世界の見え方を楽しくしてくれるんだろう。
それでは皆さん良いお年を。
おざわ
おざわ by chikin @ 2006-12-29
12月28日、大学がもうこれで閉まるということで、この日がchikin2006年の一応の稽古納めの日となった。
これからは皆で大量の小道具を作る作業に専念する日々。こうしてchikinの年は暮れます。
2006年を振り返ると、とにかく色々なことがあり変化に富んだ一年だった。
自分にとって総じて良い一年だった、ということができると思う。
そして今朝、雪です。初雪です。
昨日の夜はまあ暖冬に慣れきってしまっていた身体に深々しみる寒さで、こりゃあ明日の朝雪でも積もっていたら嬉しいな、なんて言っていたらその通りの光景。
雪景色は可愛いなと思うのは、景色皆おんなじように白いものをかぶってしまうところ。皆素直にそうなるしかしょうがないもんな、て世界が親しみやすく感じたりする。
こんなふうに思うのは、私が雪深い地域に暮らしたことがないからだろう。
いっぺんいってみたいな、ゆきのくに。
そういえば少し前になるが、知り合いの方から原付を譲り受けることができた。
赤のリトルカブ!
買って1ヶ月で盗難にあったあの悲しい事件から2ヶ月。思いがけないクリスマスプレゼント。神様はちゃんと見てるんやなあ。
舞監の令ちゃんに心配かけんよう、とにかく安全運転でまいります。
おざわ
おざわ by chikin @ 2006-12-25
卒業制作『あいまいきどり』と院生卒業制作『ニッポンウォーズ』が終わった。
『あいまいきどり』のトリオはchikinと同じく女性の集団で、とても素敵なダンスをおどる。
この3人のダンスが私は好きで、自分とは全く違う身体に対する感覚や技術を持った身近な人がおどっているのを観ることは、その3人の普段を知っているからなおさら嬉しく観られるのだった。
これからもうこの3人が一緒におどることはないのかなあ、と思うと、またカーテンコールで去ってゆく3人の背中をみたらまた泣きそうになった。こういうことに対する自分の涙腺の甘さに最近おどろいている。
『ニッポンウォーズ』には役者として何人かの同期が参加していた。
はるか・ムトミの二人のはじけっぷりに笑い、諸江くんの熱血青年に昔の王道冒険アニメを思い出し楽しくなり、池戸くんのえらいこまかいアメリカンな演技に嬉しくなり。面白かったなあ。
そんでもってあとひと月で『黴』初日である。
というわけでクリスマスの今日も稽古である。
1月の卒業制作の大敵が「年末年始」というやつで、こいつをどう迎え過ごすかが結構大きく問題だ。大きな怪物がずおお、とやってきて通り過ぎていく感覚。
普通の日にかわりないのにねえ。毎年毎年、生まれてからずっとやってくる年中行事てのは染み付いてしまっていて、無視できるもんでない。
なんにせよ。来年も良い年でありますように。
おざわ
山村 by chikin @ 2006-12-20

布団をもらった。
今度『黴』の美術をやってくれる近藤さんの実家のものです。
近藤さんのお家はお寺なので、お客さん用の布団が山ほどある。その中の古いものをいくつかいただいた。今度の美術で少し使おうとしているものだけど、布団自体があまりにも可愛いので、一つ私物として貰ってしまった。
貰ったのは赤い花柄の敷布団。
いろんな種類があって、どれを貰うか決めるのに凄く時間がかかってしまった…。
だってどれもむちゃくちゃ可愛い。
どうしてこんなに可愛いものか。布団。
昨日貰って帰ってきて、今日。
せっかく天気を良いので、思いっきり布団を干して叩いた。
すっごいホコリ。
さすが古く、ずっと眠っていただけのことはある。
たくさん叩いて大変だったけど、布団の可愛さを見れば、大変さなんて、なんのその。
布団なんて自分以外誰か見るわけじゃないし、しかも敷布団なんかシーツに包まれちゃうわけだから、可愛い必要なんてないかもしれないが、そこはなんだろう。
乙女心かな。
見えないところ程、一番お洒落ってのが良い。
なんだか気持ちが違う。
ウキウキする。
もう一回くらい布団干して、早くあの布団で寝てみたいものだ。
写真は貰った赤い花柄の敷布団と、うちの猫。
山村麻由美